【悲報】全軍の3分の2を投じた株式が損失沼に取り残される

 

 諸君、本日202482日、1987年のブラックマンデー以来史上二番目の下げ幅とされる日経平均の暴落により、我が軍は全軍の3分の2を投じた日本株式が損失沼に取り残された。 今の気分はさながらスターリングラードにてソビエトの大軍に包囲されたドイツ第六軍を彷彿とさせる気分である。

 だが我が軍は包囲を承知で撤退はしない。先の第六軍に倣って我が大本営はここに死守命令を下令する。

 今後の方針としてはひとまずソビエトの厳しい冬がどれ程のものかを見極める所存である。 ここでさらに押し目買いを選択し増援を送り込むという選択肢もあるが、この暴落の底が分からない以上、派遣した増援部隊も含めて、最悪の場合全軍がソ連軍に包囲される可能性さえある、そのため一旦は様子を見て兵力を温存する次第である。

 そして今後再び株価が上向いた場合も、上昇後にそこからさらに反落して再びより深い損失沼に引きずり込まれる可能性があるため、仮に追撃をかける場合は慎重かつ小規模に段階的に行うこと。 次に、上がることなくさらに暴落が継続した場合は、長い時間をかけて再び株価が上向くまで待ち続ける、ww1の西部戦線ばりの地獄の塩漬け塹壕戦へと移行する。

 諸君、我が軍はナポレオンのロシア遠征におけるロシア軍のように、撤退しながら広大なロシアの大地の奥地へと引きずり込み、敵が疲れて勢いが衰えるまで我が軍は負け続ける覚悟である。

 

 追記 : 2024年8月5日

 しょ、諸君……! もしかするとこれはスターリングラード攻防戦ではなくバグラチオン作戦だったかもしれない。 我が軍はたった2日間でこれまででもワースト3の大損害を受けている、まさにソ連軍の縦深攻撃をノーガードで受けて短期間で粉砕された中央軍集団状態だ。 正直今にも損切して楽になりたい気分だが、もはや我が軍は完全に撤退のタイミングを逃した。 この上はやはり当初の予定通り徹底抗戦あるのみだ。 しかしながらモスクワ攻防戦敗退後のドイツ国防軍のように、もしかすると一見無謀に見える死守命令が実は戦線の崩壊を防ぐ最善手だったなんてこともあるかもしれない。 だがいずれにしても、この流れは色んな覚悟を決めないといけないかもしれない。

 

 

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