別に趣味に無駄金使っても、役にたたない趣味に時間を費やしてもいいと思うんすよねえ。
趣味の一環で遊戯王カードを集めてるんですけど、父親から「そんな役に立たないことやってないでもっと実用的なことに時間と金を使え、そんなガキのおもちゃ売るか捨てるかしろ」と言われることがあります。
確かにその父の指摘は至極もっともだとは思うんですが、自分的にはゲームとかカードに限らず、一見無駄に思えることがこの先案外重要になってくるんじゃないか説が頭の中にあるんですよ。
というのも、最近は物凄い勢いでAIが進化してるじゃないですか。 去年の夏頃にAIが上手な絵を描いたとか言って世間が騒いでるかと思えば、一年たった2023年の今ではそれがもう一般にかなり浸透して、さらには動いてるのまで出てきてるレベルですよ。
10年もすればかなりの職がAIに取って代わられるなんていう話は前々から聞いてはいましたけど、とうとうそれが現実味を帯びてきている状況です。
で、そのAIの最大の持ち味は何なのかとなったら、それはあらゆる方面で人間以上のパフォーマンスを超高速で完璧に行える実用性な訳です。
さてそんなAIがガンガンに追い上げてくる状況で無駄を省いて実利と効率のみを追求しようものなら、当然AIともろに競合になるわけで、じゃあそのAIと競争して勝てるのかと問われたら当然キツいです、ごく一部の超天才ですら行く末は完封される可能性まであります。 つまりまともにAIとやり合っても破滅するだけと思うんですよね。
そこで、単純な上手さとかスピード、効率に実用性にとAIに取られたら人間には一体何が残るのか?となったら、これは単なる希望的観測に過ぎないのかもしれないですが、
無駄とか不完全性みたいな人間の弱点が案外AIには無い人間特有の味として活きてくるのかな、って思うんですよね。 ただそれがどう役に立つのかは分からないですけど……。
まあ要するに、AIと役割が衝突する効率や実利のみの追及は、人間より遥かに能力に勝るAIに完全に駆逐されることを意味し、逆に食っていけなくなる可能性が高い。 ゆえにそのリスクを分散するためにもAIと役割が衝突しない趣味などの一見無意味に思えるな分野に注力することは案外理にかなった戦術である。 だから趣味は続けても構わない。 っていう、俺の愛する遊戯王カードを侮辱したあの野郎への反論を思いついたって話でした。
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